3〜12歳くらいまでのお子さまの場合、歯が生え揃い、永久歯に生え変わっていく時期です。この時期は顎の成長も盛んな時期です。お口の状態も大きく変化していきますので、健康な大人の歯を作るために非常に大切な時期ともいえます。この時期に積極的に歯の健康を守ることは、お子さまの将来にとって大きな財産になると考えられます。

藤橋歯科医院では、お子様が歯科医院を怖がらない、嫌がることなくご通院できるよう、お子さまの心に寄り添い、ゆっくり慣れるためのトレーニングを行いますので、ご安心ください。

お子さまへの予防歯科では、口腔内診査、歯磨き指導（お子さま御本人へと、保護者様にも仕上げ磨きのコツをお伝えいたします）、メインテナンス、フッ素塗布、シーラントなどを行っています。大切なお子さまの歯を守るため、乳歯のうちから最大限のできることを行わせていただいています。

また、お子さまのみならずご妊娠中からの検診も非常に重要です。妊娠するとホルモンや体調の変化に伴い、お口の中の環境にも変化が起こります。妊娠をするとプロゲステロンやエストロゲンといった女性ホルモンが増加します。それにより、歯周病の細菌の動きが活発になり、歯肉炎が起こりやすくなります。また、体内の免疫力の低下（免疫学的寛容）に伴い、歯肉の免疫力も低下します。さらに唾液の分泌量の低下で口の中が乾きやすくなったり、唾液の酸を中和する力が減少し、お口の中が酸性に傾きやすくなったりします。その結果、歯肉の腫れ、歯肉からの出血、虫歯の発生と様々な症状が起こる可能性が高まります。妊娠している女性が歯周病に罹患している場合、低体重児および早産のリスクが高くなることが指摘されております。そのリスクは歯周病でない妊婦さんと比較し、７倍にものぼるといわれています。歯周病は治療可能なだけでなく、予防も十分可能です。生まれてくる赤ちゃんのために、確実なメインテナンスや歯周病予防をおすすめしています。