お悩み別メニュー
親知らずが痛い
親知らずは一番最後に萌出するため、生えるスペースが残されていないケースが多いです。顎の骨の中に埋まったまま出てこなかったり(埋伏歯)、横や斜めに生えてきたり(位置異常)することも多く、不完全に生えた状態になっていると、その周囲に細菌が停滞し、虫歯(う蝕)や歯周病になり、痛んだり腫れたりします。
親知らずだからすべて抜くとは限りません。状況によりますので、違和感がある場合はきちんとした検査をし、状態を把握する必要があります。
親知らずの周囲が腫れて炎症を起こす症状がある(知らずの痛みや、腫れがある)や歯並びがおかしい、手前の歯が虫歯(う蝕)になっている、口臭の原因になっている、親知らず由来で顎関節症になっている場合などは、親知らずを抜くことを検討しましょう。
特に受験生など、大切な時期に痛み辛い思いをされる方が一定数います。たまに痛いといった場合も放置せず、適切に対応することをおすすめします。親知らずが不完全に生えた状態で抜歯を希望されない場合、こまめに歯科医院に受診し周囲に停滞する細菌を洗浄、なるべく状態を悪化させないようなメインテナンスが有効です。